不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「こ、これだ!!これにする!!」


あたしは胸を躍らせながら香水ショップに足を踏み入れた。


「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」


「えっと、彼氏の誕生日プレゼントに手作りの香水をあげたいんですけど……」


自分で言った『彼氏』という言葉の響きがちょっぴり照れ臭い。


「かしこまりました。こちらへどうぞ」


綺麗な女性店員さんに案内されて、あたしは店の隅にある椅子に腰かけた。


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