不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「そうですよね。どんな香りにしたいっていう希望はありますか?」
「ん~……――」
甘くて、だけど甘すぎるだけじゃなくて、男らしくて……爽やかな感じもいいし……。
「かしこまりました」
あたしの頭の中の希望を全て伝えると、店員さんは嫌な顔一つせずに調合する香水を選んでくれた。
それを今度はあたしが調合していく。
スポイトで色々な匂いを混ぜて、一つの香水を作り上げる。
そして、ついに流星への想いを込めた世界で一つだけの香水が完成した。
「うわぁ~!!流星っぽい!!」
「うん!!すごくいい匂い!!流星君にピッタリじゃん」
キャッキャと盛り上がるあたしとアミを店員さんは嬉しそうに見つめていた。