不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

『好き』と『愛してる』


「なぁ、流星。俺の恋の悩みを聞いてくれよ~!!」


体育の授業をサボるために屋上にやってきた俺。


そこには先客がいて。


それがケントだと分かり、「おい」と声をかけるとケントは飛び上がって驚いていた。


俺の足音にも気付かないくらい何かを深刻に悩んでいたらしいケント。


俺はケントの隣に腰を下ろした。


「お前に悩みがあるとは思えないんだけど」


「ハァ?ひどい奴め!!」


「で、悩みってなんだよ」


ポケットから取り出したタバコに火をつけながらそう尋ねると、ケントは溜息交じりに話し始めた。


「アミを怒らせちゃったんだよ」


「野口を?」


「あぁ」


「お前らのケンカなんて日常茶飯事だろ」


そのケンカは大体長くても3日のうちに解決する。


その大半はケントが平謝りして解決するらしい。


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