不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「……――は、はや、はやかわ!!」
あたしは驚いてそう叫んだ。
なに!?これってどういうことなの!?
まさか……。そんなはずない!!
目をゴシゴシと擦っても、目の前に立っている人物に変わりはない。
嘘……でしょ?
あたし……早川君と……喋ってるの?
「な、な、なんで……?どうして……?」
どうして、あなたがあたしの目の前に立ってるの!?
「人のこと呼び捨てにすんじゃねぇよ」
早川君はドスのきいた低い声でそう言うと、冷めた目をあたしに向けた。