不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「俺しかいなくて悪かったな」


智也はふてくされたように、唇を尖らせる。


「別にそういうつもりでいったんじゃないよ!!」


「花音は俺のこと、野口のかわりとしか思ってないんだろ」


「そんなことないよ!!智也は大切な幼なじみだよ?」


大切な幼なじみでもあるし、あたしの良き理解者でもある。


本当に大切な、かけがえのない男友達。


すると、智也は何故かチッと舌打ちして「大切な幼なじみってなんだよ」と横目であたしを睨んだ。



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