不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「……あたしも、流星が大好きだよ……」
抱き締める腕に力を込めると、花音はそれにこたえるように俺の背中に細い腕を回す。
「花音が嫌だって言っても、絶対に離さない」
「フフフッ……。今日の流星……なんかいつもと違うね」
お前がヒロヤに言ったんだろ?
俺に『好き』とか『愛してる』って言って欲しいって。
花音が望むことなら、何でもしてやるよ。
俺は花音の耳元でそっと囁いた。
「世界一、愛してる。ずっと花音だけを見てるから」
だから、ずっと俺の傍で笑っていてくれ。
それは、心の底からの俺の気持ちで。
「……ッ!!胸が……キュンキュンして……苦しいよぉ」
花音の唇にキスをすると、花音は耳まで真っ赤にして俯いた。