不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「今日の流星……なんか別人みたいだったよっ」
「嫌だったのか?」
「ううん、そうじゃなくて!!愛してるなんて言われて、すっごい嬉しかった!!」
家の前に着くと、花音は数分前の出来事を思い出したのか再び頬を赤らめた。
「花音は俺に『愛してる』って言って欲しかったんだろ?」
「えっ?なにそれ」
「ヒロヤが言ってた」
「あたし……ヒロヤ君にそんなこと言った覚えないよ?」
「ハァ?」
ヒロヤに言った覚えがない?
それじゃあ、ヒロヤが言っていたあの言葉はなんだ。
『だって花音ちゃん言ってたし。『流星に愛してるって言って欲しいな』って』
もしかして、ヒロヤにハメラれたのか……?