不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
流星は覚えていないかもしれないけど、あたしが流星を好きになったのはただ単に顔がいいからだけじゃないんだよ。
昔から、どちらかというと不良系の男の子は苦手。
そんな男の子達が集団でいたら、恐くて絶対に近付けない。
だから、そんなあたしがどうして流星を好きになったのかって、アミも智也も不思議がってた。
流星はこの学校で一番目立つし、いつだって怖そうな男の子達の集団の真ん中にいる人だから。
だけど、1年前のあの日……――
あたしは恋に落ちた。
あの日から、流星のことが一日たりとも頭から離れたことがないんだ。