不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「誰もいねぇからそんなに焦んなよ」


「ほ、本当に誰もいない?」


「あぁ」


「……よかったぁ……」


ホッとしたのも束の間、冷静になってようやく気が付いた。



この状況って……マズイよね!?


横向きで流星に抱きしめられているあたし。


流星の胸とあたしの頬がピッタリくっついていて。


トクントクンと一定のリズムを刻む心臓の音。


この状況に、また意識が飛びそうになる。
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