不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「つーか、俺の女だって証、つけとかないとな」
流星はそう言うと、突然ガバっとあたしに馬乗りになって、首筋に顔を埋めた。
「キャッ……!!やっ……なに?くすぐったい!!」
「動くな」
身をよじるあたしの手首を抑えると、流星はあたしの首筋に唇を寄せて優しく吸い上げた。
「……――っ!!」
一瞬感じた甘い痛み。
「幼なじみにそれ見せとけよ」
「……え?」
流星は満足そうにそう言うと、クッと口の端を持ち上げて笑った。