―心―【短】
正確に言えば私が告白したら、その男の子は突然そのことを言ってきたのだ。
しまいには『どうしよう』『ごめん!ごめん!』を私に何回も言ってくる。
「私に嘘ついてたんだ、最低だね!」
と言ってしまった。
『彼女としては無理だけどまた仲良く話しましょう先輩。』と言ってきた。
「私に同情してるんでしょ?振る立場に居ながら、最低。」
私は自分から告白して振られたのが初めてだったので、かなり怒ってた。
『俺みたいな最低な奴より他の人にしなよ。』
「そうする!・・・ていうかもうごめん・・・話したくない・・・。」
最低最低と連呼してたくせに今まで仲良くしてきた男の子に振られたくらいで急に話したくないと言った私の方が、
本当はもっと好きな人がいるくせに、調子に乗っていた私の方が、
―――最低なんだ・・・。―――――――