好きでも、嫌いでもない
「お邪魔します…」
お昼になって
俊ちゃんがあたしの家に来た
俊ちゃんが来るのは
めずらしいから
ママはびっくりしてる。
「部屋行こっか」
リビングをでて
私の部屋に向かった
「で…話は?」
ベッドに座って
扉の前に立っている
俊ちゃんに言った。
そしたら
俊ちゃんは無言で
私の隣に座った
そして…
「俺は小さいときから
ずっと百合と育ってきた。
…今日は小さいとき
約束したことを守りに来た。」
「約束………?」