浮気な彼





「.......」

「.......」

重たい沈黙

話を切り出したのは

「.......あの、菊野くん.....」

私だった

胸がはちきれそうな位高鳴って

貴方に聞こえてしまいそう........... 


「....ん?」

ドキッと胸がまた一段と高鳴った

ふわりと笑ってみせる彼



やっぱり、好き。

「わ.......っ.........私その.........」

なかなか言い出せない私

決心したのに................情けない

「話が.....したくて.....今までのこと全部」



言えた

言えたんだ。

「.........何?」

「........あのね......?.....」

全てを____________

思いや願い

全部を言葉にして..........

―――貴方へと―――



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