浮気な彼
キーンコーンカーンコーン
いつも通りのチャイム音
「ねぇ........菊野くん」
いつもの放課後
毎日彼は送ってくれる
私は彼に申し訳なくなりある事を聞いた
「ん?どうした?」
「あのね?どうして私の傍に居てくれるの?」
どうして、そんなに優しいの
「そんなの決まってるだろ?」
にっと無邪気に彼が笑う
「...........え?」
何度も聞いた、どうして。
でも
彼は毎回の様にこう言う
「約束だから」
たった一言。
「ねぇ、いつものことだけど.........約束ってなんなの??」
「それは言わない、」
そう言って口を閉じる彼を
私は不服の表情で見るしかなかった