君への想い〔短編〕
俺に見られてるのに気づいた未李は急いで涙をふいた。

「今日さ…翔お兄の誕生日だったから…プレゼントだけ置いてくね…
もう朝も放課後も迎えに来なくて…いいから…」

勘違いしないでくれ…

俺が好きなのは未李だけで…

一緒にいたいのも未李だけなんだよ…

あんなに辛そうな顔をしている未李を初めて見た

愛は未李が帰ってすぐにいなくなった。

未李がくれたプレゼントの中を見てみる。

中には…コップと『好きなんだ』とだけ書いてある紙が入ってたんだ…
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