君への想い〔短編〕
俺のこと好きだったなんて…

すごく嬉しい。

だけど…未李はきっと1人で泣いてるだろうな…


学校を出て家に向かう。

冬の冷たい風が春の風に変わり始めている。

未李に電話してみるか…

『プルルルル――…』

でてくれない。

もう、喋ってもくれないのかよ…

せっかく好きだって分かったのに。

両思いだったのに。

全部壊したのは俺なんだ―――……




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