君への想い〔短編〕
次の日から未李は教室に来なくなった。

「翔~あの可愛い女の子紹介してよ~」

「学もいい加減にしろよ
あの子はなぁ…」

「なぁに~可愛い女の子って誰よ~」

このウザい声は…愛だ。

やたらと俺に付きまとってくるやつ。

「何かね、2年の未李とか言う子!」

学も余計なこと言うなよ

「ふ~ん、翔は愛だけでしょ~??」

腕にまとわりついてくる愛。

「うざい。離せ。」

「いやぁ~ん怖い」

甘ったるい声…

「あっ!可愛い子!」

学がいきなり叫んだ。

えっ!?

可愛い子って…
< 5 / 17 >

この作品をシェア

pagetop