君への想い〔短編〕

俺のところに…

「わりぃ。次の授業サボるわ」

今は誰ともいたくない。

「おう。元気だせよ…」

学の声に心が少し落ち着く。

俺は音楽室に来た。

音楽室の窓からは未李が見える。

「あれ…いない…?」

未李の教室も授業中。

だけど未李の姿がない。

“!?”

冷たい…ジュースか?

…誰だよ。

「暗い顔してる。どうしたの?」

振り返ると…未李がいた

「何でいんだよ。授業中だろ?」

「あのね…教室から、翔お兄が見えたから…」

何でいつもいつも…

俺を暗闇から助けてくれるんだ。






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