銀河の流星
思わぬハード且つスケールの大きな話になってしまった。

もしポーラの言う『星の痛み』が末期にまで来ると、ソラリスは惑星崩壊にまで追い込まれてしまうのではないか…。

そんな深刻な事を考えている星乃の心情を察したのか。

「そんな不安やストレスを癒してあげるのが、私の本来の役目ですの」

ニパーッと、ポーラは能天気な笑顔を見せる。

「悩み事や相談があったらいつでも仰って下さいの。24時間いつでも承っておりますの」

そう言って彼女は白装束の内側から携帯電話のメアドと番号の書かれた名刺を取り出す。

布教活動というのも様変わりしたものだ。

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