銀河の流星
目をパチクリさせるポーラ。

「それでは星乃さんのお仕事の邪魔をしてしまうのでは…」

「人助けもライセンス持ちの冒険家の仕事よ。人命救助からおばあちゃんの車道横断のアシストまでね」

パチリとウインクする星乃。

それにポーラも自然と表情をほころばせる。

「それではお言葉に甘えさせて頂きます」

もう一度会釈して、ポーラはその場を去る。

…何とも憎めない少女だ。

白一色の背中を見送りながら、星乃は苦笑いするのだった。

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