銀河の流星
さぁ、と。
星乃はその場に胡坐をかく。
「首を刎ねるなり心臓を突き刺すなり好きになさい。その代わりあんまり痛くしないでよね?私痛いと泣いちゃうんだから」
覚悟を決めたように目を閉じる星乃。
「…………」
ポカンと口を開けたまま、いささか間の抜けた表情で立っていた流星だったが。
「ふはははははははっ!」
彼は憑き物が晴れたような表情で笑い出す。
「な、何よ…」
目を開け、怪訝な顔で流星を見上げる星乃。
「いや何…本当に風変わりな娘だと思ってな」
そう言って、流星は地中深くに突き刺さっていた四本の尾を引き抜いた。
核に達するまで、この惑星が崩壊を始めるまで抜く事はしまいと思っていた、天狐の象徴である尾を。
その尾をユラユラと機嫌良さそうに揺らしながら。
「星乃、お前俺の嫁にならんか」
流星はサラリととんでもない事を言ってのけた。
星乃はその場に胡坐をかく。
「首を刎ねるなり心臓を突き刺すなり好きになさい。その代わりあんまり痛くしないでよね?私痛いと泣いちゃうんだから」
覚悟を決めたように目を閉じる星乃。
「…………」
ポカンと口を開けたまま、いささか間の抜けた表情で立っていた流星だったが。
「ふはははははははっ!」
彼は憑き物が晴れたような表情で笑い出す。
「な、何よ…」
目を開け、怪訝な顔で流星を見上げる星乃。
「いや何…本当に風変わりな娘だと思ってな」
そう言って、流星は地中深くに突き刺さっていた四本の尾を引き抜いた。
核に達するまで、この惑星が崩壊を始めるまで抜く事はしまいと思っていた、天狐の象徴である尾を。
その尾をユラユラと機嫌良さそうに揺らしながら。
「星乃、お前俺の嫁にならんか」
流星はサラリととんでもない事を言ってのけた。