銀河の流星
ちょっとしたアクシデントはあったものの、三人は食事を済ませて街を適当に歩く。

流星にとっては珍しいものばかりの人間の街。

ポーラや星乃に質問攻めを浴びせ、それに二人が答えていく。

最初はぎこちなかった星乃も、だんだんと流星に打ち解けていく。

どこか時代錯誤な雰囲気があったり、過剰に星乃に対して壊れ物を扱うようにする事はあったものの、話してみると流星は実に誠実な男性だった。

本当の正体は神通力を扱い、尻に四本の尻尾を持つ天狐なる狐霊。

しかし普段の様子を見る限り、彼は普通の人間と何ら変わりがなかった。

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