まいふれんど。
第1章
◇ いつもの朝
「...もう朝か...」
そう言ってベットから降りる私。
高校1年生,佐野小春。
朝は,めちゃくちゃテンションが低いせいで,
弟にいじめられる...。
「姉ちゃん,テンションあげなって♫」
「そうよ。朝からどよ-んってしてたら嫌じゃない」
「...もうっ,私はこれでいいの-」
朝から弟の宏はうるさい...。
誰か貰ってくれないかな?
「あ...朝ごはんいらない!そろそろ行くね」
「え-!じゃあ僕も行く-」
「来るなッ!」
「ひいいっ!!は,はいっ」
楽勝,楽勝っ♬
今日は風気持ちよさそうだし...
たまには1人っていうのも悪くないと思うし。
私は,穏やかなものが大好き。
風でも,心でも,人でも。
あ...そろそろ行かなきゃ遅れるかも。