あなたとなら




あたしはその場から離れた
くて、

部屋から出ようとした。



「待って…」



呼びとめられた。



「どうしたの?」


「一緒に寝よ…?」




え…

そんな潤んだ目でみられたら
断れないじゃん。




しぶしぶ、和哉が寝ている
ベットに入った。




「ん…」



和哉は安心したように、
しずかに寝息をたてた。



「意味分かんない…」



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