あなたとなら




「ただいま…」



「おかえり。
遅かったね、心配したよ…」




帰ると、ママが出迎えて
くれた。



「ちょっとね…」



リビングを見渡しても、


和哉の姿はなかった。




今日も仕事か。



少し、安心する自分と
残念がる自分がいる。



最近の自分に嫌気がさす。




あたしは、
リビングにいることはなく
自分の部屋に向かった。



< 42 / 73 >

この作品をシェア

pagetop