あなたとなら





ガチャ



その時だった。

あたしの部屋のドアが
開いた。




「愛羅…?」


「パ…パ」



終わった…


あたしの目の前は真っ暗に
なった。



そんなことはお構いなしに


あたしの手首からは血が
とまらない。




「なに…してるんだよ…」



和也の低く震えてる声が
部屋に響いた。





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