あなたとなら
第2章 事実
気持ち
「あのさ…」
和哉が切りだした。
「ん…」
「俺さ…
愛羅のことが大好きなんだよ。」
大好きって…
家族としてでしょ?
期待させないでよ…
あたしをこれ以上、
くるしめないでよ。
「好きって…
家族としてでしょ…?
あたしは違うよ…。」
「・…。」
「あたしは…
ひとりの男として、
パパ…和哉のことが
すきなんだよ…。」
あ…
言っちゃった。