ボクらのツバサ
5時間目―
昼メシがちょうどいー具合に消化され始め、眠気が襲ってくる時間……
俺の席はちょうど窓際で日が当たりが、上手い具合に眠くなる。
ただでさえ、自分の苦手な数学の時間……
黒板に書き出される数列もまた、眠気を誘う…
机に肘を付き、うとうとし始めた頃―
ヴーッ ヴーッ…
制服のポケットに入れてあった携帯が鳴った。
俺は、先生にバレないよう、すぐさまポケットから取り出し携帯を開く。
そして画面を見ると浅月からのメールだった。
(…浅月が授業中にめずらしいな。でも、今日の昼からおかしかったっけ…?)