ボクらのツバサ


作業をテキパキとこなしていく陵の姿を見ていて俺はさっきの噂話が脳裏を横切った……



(…もし浅月がこの噂を知っていて陵を誘ったとしたら…陵はOKするのかな…)







日も沈み、辺りが暗くなった頃―



作業を終わらせたクラスなんかが下校し始めていた。


俺達のクラスも、やっとお化け屋敷が完成し、あとは当日、決められた持ち場をそれぞれこなすだけ。



時計も7時を回り、クラスの連中がポツポツと帰宅し始めた。



「俺逹もそろそろ帰るか?」と、陵と話しをしながら、帰る準備をし、教室を出たのだった……



< 132 / 200 >

この作品をシェア

pagetop