ボクらのツバサ


「笹野君ー、川辺君ー!交代の時間だよー」



1時間が経ち、次の当番の女子が戻ってきた。


「とりあえずどんな感じ?」


受付用の机の上に、何人入ったかチェックするノートを確認する。


ノートには、1時間ずつに区切られていて、9時〜10時までの時間は“正"の字が23本引いてある。



「まぁーまだ始まったばかりだからなぁー。これから外来客とかくるし…」


「まぁーそれもそうだね!それじゃあ、後はやるからいいよ」


「おー!んじゃ、後ヨロシクなぁー」


「オッケー」


引き継ぎをして交代した俺達は、教室を後にした。


川辺とは教室で別れて、俺は陵と待ち合わせをしている場所へ向かっていった。



< 137 / 200 >

この作品をシェア

pagetop