ボクらのツバサ


彼女が明るい声で楽しそうに陵と話している姿を見て安心したのと同時に胸が “チクン"と傷んだ…



「そー言えば……、1時から演劇部が体育館でやるんだよな。バスケ部、今回は助っ人やってんだけ?」


「人数少ないって言うからな…今年、頼まれたんだよ」


「へぇー!バスケ部ってスゴいね〜!クレーブ屋にクラスの模擬店に助っ人、色んな事やってるんだね〜」


と感心している浅月。



そんな話をしながら俺達は、1組から5組まで見終わったので、残り1年6組から10組のクラスへ行こうと渡り廊下を渡ろうとした時だった―



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