ボクらのツバサ
それから1週間―
いよいよ終業式の日。
体育館では、やたらと長い校長の話を、まったく聞かずに寝ていたり、未だに覚えていない校歌を、口パクで歌っているなど、暇でしょうがなかった…
40分後―
やっとの思いで解放された様な…そんな気持ちで体育館を後にした俺達は、教室へと戻り通知表を貰う。
そして最後に、HRを済ませ、1学期が終わっていったのだった。
帰り道―
偶然、下駄箱で浅月と高谷を見掛けた俺達はその後、自然とそのまんま、5人で帰る事になった。