ボクらのツバサ


「んー、私ね、ちょっと肌が弱くて、日に当てられないんだよねー…。だからいつも長袖なの…」


「夏希って肌、弱わかったんだ〜」


「うん、でも暑いの馴れてるし平気だよ!」


って浅月が笑顔で言うが、少し西崎が不満そうな顔をしてた。


「なら、海じゃなくて違うとこにしたのによー」


「ホント気にしないで!私、泳げないけど、足までなら平気だから!濡れても平気な格好してきたし!」


「ねっ?」と微笑む浅月。


高谷も「そ〜だよ!せっかく来たんだから、みんなで楽しも〜よ!」と浅月のフォローに入る。


西崎も気持ちを切り替えたのか「よし!」と言って、海に走っていった。


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