ボクらのツバサ

そして､色んな想いを抱えたまま､卒業した俺。



結局俺は､浅月に告白しなかった。


お互いに別々の高校へ行き､別々の道を歩き始めた―



高校入ってからも､2年の夏まで､何人かと付き合ってみた。


けど､どうも上手くいかなくて､それ以降､告られても断る事にした…



そして高校3年の夏―



浅月と偶然再会し､中1の時の様にまた､話したり遊んだりしている事が､俺にとって夢の様だった…



けど､海に行ったあの日―


浅月が……


前の学校のヤツらと再会した時の彼女の表情が脳裏に焼き付く…


(……転校しなきゃないけないほどのイジメってなんだ…？)


あの日､結局浅月と話せなかった。


俺は意を決して､次の日､浅月に話を聞こうと思もい彼女にメールした……