ボクらのツバサ
2学期が始まって、1ヶ月が過ぎようとしていた―
浅月も、高谷の人懐っこい性格のお陰もあってか、クラスに馴染んだみたいで…
「拓真〜!クラスで友達できたよ〜」
とか些細なことでも、メールや電話で報告してくれた
彼女には、学校生活、イジメられてつまらなかったって思って欲しくなかったし…
それに、学校も少しは楽しいんだって、感じて欲しかった……
だから、浅月から報告を貰う度に、俺は嬉しくなった。
…っても、彼女に友達が出来ても俺達は、相変わらず5人でつるんでいた……