．．＋**Aliceガーデン**＋．．

「落ち着いて、アリス」


私の耳元でそう告げる。


「アリス、今日から君は『Aliceガーデン』の主になるんだよ？ これぐらい、なんてことないさ」


アレンの顔をみると、ニコッと笑ってくれた。


「そ、そうだね！ ありがとう、アレン♪」


私は、落ち着きを取り戻して、先生に言う。


「先生、すみません。少し驚いてしまって……レイスの事は私に任せてください！」


先生の表情をうかがう。


「そうか、ならいい」


柔らかい表情をする先生をみてホッとする。


まぁ、それはいいけど……
レイスはどうしよう……？？


横をみるとレイスがニコニコ笑って座っている。


「レイス……これは、どう言う事なの？」


ひとまず、理由を聞いとく事にした。


「毎日、アリスに会いたいから♪」


はぁ～～？？！！
なに、それ？！
そんな理由なの？！


「あはは、そうなんだ」


私は作り笑いを浮かべて言った。


もぉ、いや……
レイス、嫌い……。


私の心の中でそう思っていた。