..+**Aliceガーデン**+..
「ふぅ~」
自室に戻り、一休み。
さすがに、レイスも学校からそのままくる事はないだろうから、まだまだ時間はたっぷりだね!
レイスの家は私の家からは少し遠い。
それに、着替えなきゃいけないだろうし!
____トントン!
「誰??」
「僕だけど?」
私は扉を開ける。
「アレン、かっこ良いねその服!」
アレンはもう、パーティー用の衣装に着替えていた。
「ありがとう。はい、これ君の」
と言って、アレンは一着のドレスを私に渡してくれる。
「これね、義母様(おかあさま)が僕とお揃いで用意してくれてたんだ」
「えっ?」
「でも、気に入らなかったら良いんだよ着なくても」
アレンがそういった。
私は首を横に振った。
「ううん! 絶対これきる♪」
でも、このドレス複雑……。
「ねぇ? アレン、ちょっと着替えを手伝ってくれない?」
「えっ??!!」
アレンが驚いたように言う。
「どうしたの? 少し前までは、手伝っててくれたじゃない。何かいやな事でもあるの?」
私は顔を真っ赤にするアレンに向かって言った。