..+**Aliceガーデン**+..
「おそいよ~!」
拗ねたようにレイスが言う。
「そうかな?」
「そうだよ! だからさ、」
レイスが私に近づいて、そして耳元で囁く。
「あとから、お仕置きね☆」
えっ……?
お仕置き……?
「じゃ、パーティーでね!」
そう言って、部屋を出て行った。
なに?
私の婚約者さんは何言ってるかわからないよ?
なんで、私がお仕置きされなきゃいけないの?!
「アリス? どうかしたの?」
アレンが私に声をかける。
「えっ? ううん、何でもないよ♪」
「なら、いいけど。じゃあ、僕達もパーティー行こっか!」
そう言って、私の手を引く。
どうしたんだろ……?
今日のアレン、なんか、余裕が無い?
どうしてだろ……?
「アレン?」
「どうかした?」
「何かあった? 私に何か不満があるの?」
「どうして?」
「なんか、余裕が無いっていうか……いつもとアレンとなんか違うの……」
そう言うと、顔をそむけて言う。
「どうもしてないよ」
「ホントに?」
私はアレンの前に立ってそう言った。
そして…………