..+**Aliceガーデン**+..
自分勝手
私達はアレンの部屋についた。
中に入って鍵をかける。
「アリス、よかったの? パーティー楽しみにしてたのに」
「うるさい! なんで、どうして?」
「アリス?!」
私はアレンに抱きつく。
もう、わかんない……
わかんないよ…………。
「なんで、アレンは笑っていられるの……? 苦しくないの? 嫌じゃないの? ……今日はアレンの誕生日でもあるんだよ?」
「どうして、アリスはそんな事で取り乱してるの?」
「アレンこそ、今日はなんでそんなに怒りっぽいの?」
私達はとにかく、質問質問質問……。
なんで、隠そうとするの……?
なにを、隠してるの……?
「アリスは自分の事だけ、考えてればいいんだよ。僕の事はほっといてくれれば」
____パチーン!!!!
私は思い切りアレンの頬を叩く。
「なにいってるの?! アレンのバカ!! 義理の兄妹だからって、アレンの事大事に思ってないとでも思ってるの?!」
「そんな事思ってないよ」
「じゃあ、なんで距離をとって私に接してるの?! 自分を大事にしてくれないの?!」
私は今までいいたくても言えなかった事を、言い続けた。
「どうして、アレンは平気そうな顔をしながら一人で泣いてるの?!」
「……なんで、知ってるの?」
「アレンの事みてるから……なんでも、知ってるよ……」
私はいつも、見てる。
夜も、こっそり覗いたりしたりしてるし……ホントはダメだけど……。
それ以外の時だって、アレンのことを見てるんだ……。