..+**Aliceガーデン**+..
二人の秘密
そして、次の日。
アレンと私はAliceガーデンに来ていた。
今日は私が一番最初のお客様、アレンの悩みを解決させてあげるのが約束になっていた。
けれど、昨日の事もあって、非常に気まじい空気が流れていた。
どうしよう……。
何から話そう?
私はそんな事を思いながら、庭園の中央にあるガラス製のテーブルの周りを囲うように置かれたイスに腰掛けた。
「えっと……それじゃあ、始めよっか?」
「うん♪」
アレンはにっこり笑っていった。
私にはそんな余裕ないよ~!!
「えっと、えーっと……それじゃあ、悩みをいってみて?」
「うん」
いきなりアレンの顔は暗くなった。
ど、どうしよ?!
私、言葉間違えたのかな?!
だいじょ、うぶだよね??
焦った。
だけどアレンは私の言葉じゃなく、これから話す悩みの方に暗くなったのだと感じ取った。
アレンが…………
隠している事が聞けるの……?
私はなぜかそんな疑問を抱いた。
「アリス、僕がこれから語る事は全て真実。そして、全てが悩みの種と呼べると思う。だけど、君は悩みを聞き、それをなくしてくれればいい。君が悩む必要はない」
アレンはたんたんと告げた。
どうゆう事なの?
話を聴く前の私にはわからなかった。