..+**Aliceガーデン**+..
「聞かせれてないんだね?」
私は頷いた。
今、アレンの言葉に口を出しちゃいけない。
そんな気がしていた。
いつものアレンと違う……!
怖い…………?
「まぁいいけどさ、僕は嬉しかったよ? 僕を苦しめるやつが早く死ぬってわかっててさ! だけど……」
アレンは一拍おいて話し出す。
「だけど、一度僕は君のところに遊びに行ったんだ」
「えっ……?」
「その時、全部消えたよ。憎かった気持ちとか全部」
「なんで?」
「君に一目惚れしてしまったからだよ」
そう言って、アレンは少し頬を染めた。
一目惚れ……。
そんなに憎んでた私に?
「それで、僕は必死に頼み込んだ。家にまたすませてとね? だけど、ダメと言われた。そして、僕は……罪を犯した。この家の名を汚すために!」
「どうして、けがしたかったの?」
「わからないのかい? そうすれば、大人というのは簡単ですぐに、僕をやめさせようとするんだよ。名前えお汚されたくないからね。それで、僕は養子として家に帰って来たんだ」
アレンの過去にそんなことがったなんて……。
それに、アレンが辛い思いをしていたのは私のせいで……。
「アレン、ごめんなさい」
私はそう謝っていた。