..+**Aliceガーデン**+..
「君にも、裏があったんだね」
「悪い?」
「たまに見せる、君っぽくない姿はただ怒ってたわけじゃないわけだ」
なるほどね……
アレンも、やっぱ多少は気づいてたんだ……。
「やっぱり、僕らは血の繋がった双子だね。こんなところまでそっくりだ」
「そうね。でも、どうかな? どっちの方が立ち悪い性格なのかな?」
「さぁ? それはわかんないよ。でも、これでお互い隠し事は無くなったね」
「そうかな? 私はまだ、隠してることとかあるけど? 話して欲しい?」
私はアレンの顔色を伺う。
私達、本当にそっくり。
二重人格ってところまでにてるなんて♪
「そうだね、話してくれるなら話して欲しいな?」
「いいよ? 別にね。じゃあ、話すわ」
「お願いするよ」
「私は学校でいじめられ続けている。何故かは分から無いから聞かないでね?」
アレンは首を傾げる。
「それは、今もってことかな?」
「そうよ、知らないだろうけどね」
一瞬悲しそうな表情を見せる。
どうして?
なぜ?
今の表情はどういう意味?
「どうかした?」
「なんでも、ない」
私は目を逸らした。
分からなくなってきた……
もう、どうでもいいじゃないか……些細なことなんて……
アレンの事、私は好きなんでしょ?
「アリス?」
私の目からは大粒の涙がこぼれ落ちていた。