..+**Aliceガーデン**+..
「何にも、言わなくていいよ」
「……うぅ……!!」
アレンってば…………。
早く、はなしてくれないかな……。
それに、何で家に帰っちゃダメなんて言うの?
確かに、レイスには会いたくないよ?
でも、絶対に会いたくないわけじゃない……。
それに、誕生日パーティー、楽しみにしてたのに……。
何でだろ?
「アリスは笑ってた方が可愛いよ?」
そう言いながら、手をはなす。
「アレン……おかしいよ?」
私達の会話は成り立っていない。
だって気になる。
去年はこんなじゃ無かった。
何かあるとしか考えられない。
「今日のアレン、おかしいよ!!」
私は叫んだ。
「そんな事ないよ? 僕はいつも通りだよ」
「そんなわけない。おかしい…だって、何か意地悪だよ……アレン」
「気のせいだよ!」
アレンはそう言った。
でも、信じられなかった。
いつものアレンとは違った。
偽物とか、そう言うわけじゃない。
ただ、何かを必死に隠してる?
あと、守ろうとしてる?
それが何か知りたい!
「ねぇ、アレン白状しなさい!!」
私はかっこ良く指差して言った。