..+**Aliceガーデン**+..
そして…………
「お前等、二人揃って遅刻とはどういうことだ? いくら、貴族だとしても許さん」
結局、遅刻してしまいました……。
「反省文五枚だからな」
『はい……』
ごめんね!
アレン!!!
私はこの瞬間そう、叫んでいた。
そして、私達は席についた。
あれ?
今日はいないのね、レイス。
まぁ、いいことだけど……。
私は外をボーッと眺める。
何をしてあげれば、アレンは幸せになるんだろ?
どうしたら、お母様達にわかってもらえるんだろう?
私の中に渦巻く疑問。
どれも、私にとっては大きなものであった。
とにかく、私は明るくいなきゃ。
自分にそう言い聞かせていたところで、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。