..+**Aliceガーデン**+..
絶対にサリーとはご飯は食べられない。
何をされるか、わからないから……。
「アリスさん、それは残念だわ。では、ご一緒させていただけませんか」
「いや。もう、帰る」
私はついつい、そんな事を口走る。
(アリス、そんな事を言ってちゃダメだよ?)
アレンのいう事は正しい。
でも、嫌だった。
絶対に、サリーとはご飯食べたくなかった。
何を言われるかわからない。
その恐怖…………。
「どうして、アリスさんはそんなに私とご飯を食べるのを嫌がられるの?」
「それは…………」
嫌だ……
怖い……。
わたしの体は震える。
サリーは心の中でクスクス笑っている。
私にはわかる。
「どうかしたのかしら?」
ダメ……
これ以上なにか、言われたら……。
(アリスどうしたの? 顔色が悪いよ?)
アレンが優しい声で語りかける。
だが、私はそれには答えられなかった。
自分の精神を制御するだけでいっぱいだったからだ。
いけない……
わかっている……
やめて…………?