..+**Aliceガーデン**+..
もちろん、教えてくれたよ?
だけど、聞かなきゃ良かったって……思った。
それまで、華やかだった毎日が一瞬にして暗闇に変わった……。
「あんただよ?」
そう……サリーはそう言ったんだ。
その声はとても、冷たかった。
「えっ……? 私……??」
ついつい、聞き直してしまった。
だって、私はみんなに嫌われるような事をした覚えはなかったから……。
だけど、答えは変わらなかった。
「そうよ、あんた」
「な、んで……?」
私がそう訪ねた瞬間、サリーは大きな声をあげて笑だした。
そして、サリーは乱暴に私の髪を掴み無理やり立たさせようとした。
「いやっ! やめてっ!」
私はそう叫んだ。
だが、やめてはくれなかった。
「きいてよ、みんな! こいつね、なんで自分が嫌われてるかわかんないんだって!!」
サリーが大きな声で言った。
すると、みんな笑ださたんだ。
なんで……?
わけがわからないよ……?
「頭の悪いおバカさんに特別に嫌われてる理由を教えちゃいます♪」
そして一拍置いて、
「お姫様とか、バカみたい! なんなの? 私達をしたがえにでもきたわけ? ふざけんじゃないわよ! 私達はね、あんたみたいなののためにうまれてきたわけじない!!」
そう、サリーは泣きながら叫んだ。