クローバー
昨日の夕方。部活が終わって帰ろうとしていた時。宿題を忘れた事に気がついた。近道をしようと思って、部室の裏の林を抜けた。そしたら思いっきり何に躓いた。
〈〈ズベッ‐‐‐〉〉
それに伴い〈んみゃぁあ゛〉と言う鳴き声。しまった。ネコを蹴っ飛ばしたと思った。急いで立ち上がった。が、ネコじゃなかった。人間だ。うつむきに伸びてる。
「だっごめんない!大丈夫ですか!?」
その人はピクピクと痙攣したまま動かない。うちのブレザーだから先輩とかだろうか。取り敢えず顔色を見ようと仰向けにした。
「!!!イケメン」
美少年だった。
「ウヌ~…。……お腹イタす……」
意識が戻って美少年はお腹をさすりながら起き上がった。
「ごめんなさい、さっき蹴っ飛ばした張本人です。…大丈夫ですか?」
ヤバいヤバい事しちゃったよ私。美少年の腹蹴っちゃったよ。慰謝料請求されちゃったらどうしよう――
「あんれー?キミ弓道部部長の田中満ちゃんじゃない~?」
ぐいっと顔が近づく。美少年の。
「僕キミに会いたかったんだー。部活終わるまでまとうかーって何時も思ってたんだけど、何時も寝ちゃってー」
てへ、と照れる。美少年が。
「1ヶ月ぐらいそんな感じで張り込みしてたけど…漸くキミに会えたよ~」
美少年MAX。ヤバい鼻血出そっ!
「…大丈夫?」
顔を背けた満を首を傾げて心配する。
「大丈夫です。」
「でもさぁ。蹴られたから超痛かったんよお腹。だから落とし前つけるのが筋だよねー?」
………ナヌ!?
ザザッ。
顔が近づいて空がバックある。今度は満が仰向けになっていた。
「1ヶ月もキミを勧誘出来なかったからぁ、みんなに怒られちゃって。」
「…はぁ。」
「でぇ。期限があと2日なんだよねぇ。…だからぁ――」
―生徒会へようこそ―
「入らなかったら……落とし前つけてね~。うんじゃねー」
〈〈ズベッ‐‐‐〉〉
それに伴い〈んみゃぁあ゛〉と言う鳴き声。しまった。ネコを蹴っ飛ばしたと思った。急いで立ち上がった。が、ネコじゃなかった。人間だ。うつむきに伸びてる。
「だっごめんない!大丈夫ですか!?」
その人はピクピクと痙攣したまま動かない。うちのブレザーだから先輩とかだろうか。取り敢えず顔色を見ようと仰向けにした。
「!!!イケメン」
美少年だった。
「ウヌ~…。……お腹イタす……」
意識が戻って美少年はお腹をさすりながら起き上がった。
「ごめんなさい、さっき蹴っ飛ばした張本人です。…大丈夫ですか?」
ヤバいヤバい事しちゃったよ私。美少年の腹蹴っちゃったよ。慰謝料請求されちゃったらどうしよう――
「あんれー?キミ弓道部部長の田中満ちゃんじゃない~?」
ぐいっと顔が近づく。美少年の。
「僕キミに会いたかったんだー。部活終わるまでまとうかーって何時も思ってたんだけど、何時も寝ちゃってー」
てへ、と照れる。美少年が。
「1ヶ月ぐらいそんな感じで張り込みしてたけど…漸くキミに会えたよ~」
美少年MAX。ヤバい鼻血出そっ!
「…大丈夫?」
顔を背けた満を首を傾げて心配する。
「大丈夫です。」
「でもさぁ。蹴られたから超痛かったんよお腹。だから落とし前つけるのが筋だよねー?」
………ナヌ!?
ザザッ。
顔が近づいて空がバックある。今度は満が仰向けになっていた。
「1ヶ月もキミを勧誘出来なかったからぁ、みんなに怒られちゃって。」
「…はぁ。」
「でぇ。期限があと2日なんだよねぇ。…だからぁ――」
―生徒会へようこそ―
「入らなかったら……落とし前つけてね~。うんじゃねー」