大切なのは君だった

悠斗×理子

3年になって2週間が経った頃、いつもの様に俺は野球の練習をしてた。

その時、いつも俺が何故か話し掛けるあいつが視界に入った。

その女は、相原柚香。

別に可愛い訳でも、スタイルが良い訳でも、何でもないただの女。

だけど、いつも明るくて、笑っている。

話し掛けると楽しくて、俺も自然と笑ってるんだ。

何故か…分からない。

男の中に女一人で寂しくないのかと疑問に思う。

そんな事考えてると友達に「考え事?珍しいな」
そう言われた。

「あぁ…。」

俺は曖昧に返事をした。

何故か俺は自然と柚香へと足を進めた。

何歩か歩いて気付いた。

柚香が一人の男を見ている事に。
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