ペテン師の恋
七章 恋愛
私は三日目もたくさんの客を呼び込んだ。






久しぶりに会う人もいたが、過剰に触ってくる客も、今回はケイを呼ぶことなく、耐え続けた。





そのかいもあり、ボトルは飛ぶように空けてもらい、私も久しぶりに大量のお酒をのんだ。





瑞希には朱一しかいないため、今日のメインは私になった。





瑞希は焦りを隠せないのだろう、青い顔をして、朱一と静かに座っていた。






朱一も一位にするために、頑張るかと思えば、無表情に瑞希を見るわけもなく、ただ座っていた。






これで、私の勝ちは確定だ。






バイバイ、瑞希…






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