ペテン師の恋
だけど、私は、親不孝者だ。
母を殺めた男を愛してしまった。
「美里さんにも、言いたかったな。俺の唯一の子孫を残してくれてありがとうって…」
本当のことを言ったら嫌われてしまうだろうか。
もしも、母を殺した犯人を憎んでいたら、私は、朱一が戻ってきたら一緒になりたいと考えてしまう。
そんな私を許してくれるのかな。
「ねぇ、母を殺した犯人憎んでる?」
憎んでるとしても、仕方ない。だけど、嘘は付きたくない。
朱一を愛してることを恥じたりしたくない。
「どうだろうな…憎んでるというより、美里さんが死んだ事実のほうがショックで、それ以上は考えられないな…」
確かに、長年会わなくて、突然、亡くなった事実を聞いたら、犯人どうこう考える余裕はないかもしれない。
母を殺めた男を愛してしまった。
「美里さんにも、言いたかったな。俺の唯一の子孫を残してくれてありがとうって…」
本当のことを言ったら嫌われてしまうだろうか。
もしも、母を殺した犯人を憎んでいたら、私は、朱一が戻ってきたら一緒になりたいと考えてしまう。
そんな私を許してくれるのかな。
「ねぇ、母を殺した犯人憎んでる?」
憎んでるとしても、仕方ない。だけど、嘘は付きたくない。
朱一を愛してることを恥じたりしたくない。
「どうだろうな…憎んでるというより、美里さんが死んだ事実のほうがショックで、それ以上は考えられないな…」
確かに、長年会わなくて、突然、亡くなった事実を聞いたら、犯人どうこう考える余裕はないかもしれない。